と悩みの方、今回はエミレーツ航空のオープンデーについて徹底解説していきたいと思います。
結論から要約するとこのような感じです。
- エミレーツ航空についてやUAE/ドバイについてのオリエンテーションを聞く(約1時間)
- CV /履歴書を提出
→時に人によっては小さな質問あり。 - 第一次面接【グループディスカッション】
→2人1組でグループディスカッション(円になって座りその後意見を一人ずつ発表) - 第一次面接通過者発表
→通過できなかった方はここで退場。(2人組のうち片方が通過する仕組みだった) - アームリーチ&傷チェック
→タトゥーや目立つ傷はある?など聞かれます。その際面接官から質問もあるのでしっかりと答えましょう。 - 第二次面接【グループディスカッション】
→7人組でグループディスカッション。これも円になって意見を出し合う。 - 第二次面接通過者発表
→5名に絞られる - 必要書類に書き込みを行ったり、ファイナルインタビューについての日程を決めたりする。
- オープンデー終了。
今回は、これを詳しく・コツを含めながらお話ししていきたいと思います。
(こちらは2019年の3月と5月と7月に行われた、イタリア、ブルガリア、コペンハーゲンの情報を元に解説していきます。)
(ちなみにアームリーチが『CV drop』の段階で行われたり、場合によっては2次を合格した受験者は、面接官と個別で質問されたりとリクルーター(面接官)次第で面接の順番が前後したりする場合があり、受験会場によって様々です。)
Contents
まずはオープンデーの国へ行きましょう!
私はブルガリアのソフィアで受けたので、前の日に飛行機でソフィア入りして近くにAirbnbで部屋を借りていました。
なんと、行きの飛行機まかさの受験者と出会い一緒に次の日に会場へ行くことになりましたが、到着した日の夜にしっかりと会場への下見をしに行きました。だいたいの受験者さんは、会場から徒歩圏内にホテルやエアビを予約しているようです。
慣れない土地だと思うので、試験会場まで下見に行くことをオススメします。夜更かしもしないように、しっかりと体を休めてくださいね!
15分前にエミレーツ航空オープンデー試験会場へ
当日は開始時刻の15分前ぐらいに着きました。
会場についた順に番号をもらいます。私は7番でしたが、その日は40番代までしか参加者がいなかったのでラッキーな方だと思います。
時間になるまでは、アンケートのようなものを携帯から送信。あとは時間までは周りの受験者と雑談をしたり、お手洗いでグルーミングのチェックを欠かさず行っておきましょう。
コペンハーゲンでは、スタートは30人程度。南イタリアでは、100名ほどで会場やその日の運によっても人数は変動するので、運も味方につけましょう。
エミレーツ航空会社オリエンテーションからスタート
まずは、1時間ほどのドバイやUAE、エミレーツ航空のことについてのオリエンテーションを聞きます。
アコモデーション(寮)や移動手段などの生活についてから、会社について、イスラム教についてや、ラマダン、アルコール、少し違った文化のあるドバイについて学び、『それでも故郷を離れて入社する覚悟はありますか?!?!笑』
みたいなテンションでしたので、ここは特に目立って質疑応答しなくても大丈夫です。
下手に、『ラマダン中、外でお水が飲みたくなったらどうしますか?』という面接官からの質問に、とっさに手を挙げて、『隠れて人のいなさそうなところで飲みます!』と言った彼は面接官に意見を訂正されるも自分の意見を曲げずに反論し、すごくマイナス印象になり1次グループディスカッションの際に落ちてしまいました。
ラマダンでは公共の場では飲食を遠慮しましょうと言われた後の、この回答は結構大きなミスだったと思います。
わからないことがあれば質問してOKですが、特に発言しなくてもOKです。
とりあえず、笑顔で話を聞くことだけを意識していましたがそれで大丈夫です。
CV(履歴書)と写真を提出
先程のオリエンテーションを聞いた後に、では一人ずつ前に来て写真とCV(履歴書)を提出するように指示されます。
この際、人によっては簡単な質問されることがあります。
私の場合は、
『Oh, You are already flying. Why do you wanna join us?』
【あなたもう飛んでいる(客室乗務員として)のね!でもなんでうちに入りたいの?】
この時は立ったままお話するので、あまり長くなりすぎないよう回答しましょう。
あとは、『Is it first time for emirates interview?』(エミレーツ航空の受験は初めて?)
と聞かれただけで終わりでした。コペンハーゲンでの受験者B氏によると、ここで質問はなかったそう、、、。
ここは面接官次第なところもありますので、あまり気張らず!質問されなくても大丈夫です。他の受験者は、今仕事は何をしているかやどうやってここまで来たか、など普通の会話のような質問があったようで、自然に答えることができればOKです。
EK第一次試験〜グループディスカッション〜
やっと第一次面接スタートです。
とその前に、今回は面接受験者数が少なかったので第一次のグループディスカッションに全員進めましたが、人数が多い会場では、履歴書で選別され落とされる場合があるようです。
では話を戻しまして、第一次試験はグループに分かれてディスカッションです。
大きな円を作って椅子をおき、2人1組になって紙をもらいます。表には写真が、裏には3問質問が書いてあります。全ての質問について二人でディスカッションして、最後一つづつ質問を選んで、自分の意見やディスカッションしたことを、みんなの前で立って発表するというもの。
ディスカッションは5分間です。発表は30秒づつ程度にしてくださいと言われました。その写真とは、このような機内の写真。公式インスタグラムにも載っている機内での風景です。
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質問は、
- What is going on this picture?
- How can you make a confortable flight for customers?
- What is the safty hazaerd on this situation?
この3つの質問はどの受験者も同じで、写真がそれぞれ違います。
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私がもらった写真は、エミレーツのCAさんがお子様とお母さんにポラロイド写真を撮っているという写真でした。
他には、2人のお子様が機内食を召し上がっている写真、スーツを来た男性のお客様が夜中にライトをつけてPCで作業をしている写真、お子様がお座席の上に後ろ向きに立っている写真。
などなど、種類やシチュエーションはさまざまですが、どれも普段機内で起こりうる場面の一枚を切り取ったものです。
5分間のグループディスカッション中は、面接官が大きな椅子の円の周りをぐるぐるとしながら話している様子をみています。
ですので、話してばかりでもなく、頷くだけでもなく、笑顔で相槌をしたり、とにかく態度で魅せることがポイントだと思います。
その後2人組で立ち上がり、写真を見せながら先ほどの質問について一人1問1分程度で回答していきます。
この時に入れて欲しいのが、サービスと安全面両方に触れること。
サービスのことばかりに意識しがちになってしまいますが、私たちは保安要員でもありますので安全面についてもしっかりと触れることが大切です。
他の方が発表している時も、自然な相槌や笑顔は忘れずに。
- 笑顔や相槌、態度で自分を魅せる
- サービスと安全面両方に触れながら話すこと
第一次面接通過者発表
最初のグループディスカッションが終わると、会場の外で45分ほど待ちます。
ここでお昼休憩にもなりますので、何か簡単に食べておくといいと思います。
集合時間あたりに戻ると、受験者番号が書かれた黒板ボードが展示され、受かった方のみが2次試験に進むことができます。
ここで落ちてしまった方は、帰宅しなければなりません。
今回は2人組の1人が受かった形で半分に絞られましたが、ここで人数によっては半分以下になることもありえます。胸がハラハラしますが、この感情はCA受験では避けて通れない道ですので乗り越えましょう。
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アームリーチ・身長&傷・タトゥーチェック
ここで1次通過者のみ、アームリーチ・身長&傷・タトゥーチェックがあります。
受験番号順に一人ずつ呼ばれ、まずは身長が最低160センチあるかどうかの審査。加えて212センチのアームリーチ(壁に線があるのでそこに届くかのチェック)の審査。
その後、タトゥーの有無、傷の有無、バースマーク(生まれつきの傷)チェックがあります。ここで申請しておかないと、あとで訂正は難しいです。申請するべきかわからないときは、素直に面接官に聞いてみてください。小さいものだと、それは申請しなくても大丈夫と言われることもあるので。
その全てのチェックをされている間も、小話で質問が飛んできます。
私は、『Are you sure that is it first time for emirates interview?』と言われ、笑いながら『Yes…』と答えました。笑
なぜ信じてもらえないのだろうと笑いが出てしまいましたが、その後も続いて、『Why do you wanna join us?…..』『How do you come here?….』
など、日常会話のような英会話が少しあります。上記の作業をしながらでの質問なのでここの長すぎずパパッと答えましょう。
ここでは、一人女性受験者が腕にタトゥーを入れる予定だったらしく、脱落しました、、、。そんなこと言わなきゃいいのに!!とみんなに言われてましたが、入れたかったそう。これぞ海外の受験会場って感じですね。
EK第二次面接〜グループディスカッション〜
今回のグループディスカッションは7人組。他の8名は外で待機です。
7人組で円になって一枚の紙を渡されます。一行ずつ、問題文をみんなに聞こえるように読んでと言われます。
要約すると、
【DXB-BEY(ドバイーベイルート)便で多数のお客様のシートのテレビが動かなくなりました。他の席に移動できるのは1名のみ。どの方を選びますか?】
- Pregnant lady / 妊婦
- Elderly man who is reading a newspaper / 新聞を読んでいるおじいさん
- Unaccompanied minor / 一人で旅行している子供
- VIP
- Loyal customer / 常連客
- Travel agency who write commercial review / レビューを書く旅行会社のお客様
- First time flyer / 初めてエミレーツ航空を使うお客様
この話題について、計15分間話し合いをします。最後にグループで決めた意見をリクルーターに発表する形式です。タイムキーパーを一人決めてと支持されます。ちょっと待って誰も手をあげなかったので、私がやりました。
話し合いの後は、まず一人が選ばれて『グループで決めたお客様と、なぜその人を選んだのかグループで決めたことを発表して』と言われます。
その後、リクルーターが『1〜7のお客様を演じ、残りの受験者一人ずつCAさんの役でどのようにこのトラブルについて接するか』、椅子に座ったまま口頭で互いに演じます。
これで2次面接は終わりです。今度は外で待っていた8人組とスワップで、外で次のグループが終わるのを待ちました。
グループディスカッション対策は、改めて他の記事に書きますね。
第二次面接通過者発表
さきほどと同様、外で待たされ黒板ボードによって合格者発表です。
この時に5名に絞られました。最初の7人組から4名、のちの8人組から1名のみです。
チュニジア人の男性、ブルガリア人の男性、ブルガリアとポーランドのミックスの男性、イタリア人の女性、日本人の私と、男性3名女性2名です。
この日のオープンデーとしての審査はここで終わりです。でも、まだこれで終わったわけではなく審査はまだまだ続きます。。。
オープンデーをクリアした後は、、、
この日の2つのアクティビティを終えた後に、正式な書類に書き込みをしていきます。
最終個人面接は、スカイプのようなビデオインタビューで後日行われるので、日時をここで決めます。
それまでに『英語のオンラインテスト』と、『性格診断』も24時間以内に受けるようにと言われますので宿題まであります。終わってもすぐにホッとできるわけではなく、どんどんと次のステップの準備が行われていきます。
最終ビデオインタビューで最後に合格したのは5名中3名。
ブルガリア会場では、ブルガリアとポーランドのミックスの男性、イタリア人の女性、日本人の私でした。どこ出身だからとかではなく、人柄と英語力が見られていると思います。他の受験者でも素晴らしい方はたくさんいましたので、ここは実力勝負になってきます。
エミレーツ航空は一度面接に失敗すると、『次の面接は6ヶ月以上は受けないでください』と指定があります。ですので、面接前にはしっかりと受験準備を行いましょうね!
みなさんの面接がうまくいくことを願っています!
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